貴重な古書、風通し 足利学校で曝書

下野新聞
2015年10月2日

 【足利】古書を虫干しする史跡足利学校の秋の風物詩「曝書(ばくしょ)」が1日、昌平町の同学校書院で行われた。職員は普段きり箱に保管されている古書を並べて風を通し、保存状態を確かめた。

 この日曝書を行ったのは、12世紀初めに中国南宋で刊行され、室町時代に同学校を再興した上杉憲実(うえすぎのりざね)が寄進したとされる国重要文化財「春秋左傳註疏(しゅんじゅうさでんちゅうそ)」25冊など、計85冊。

 曝書は江戸時代にも行われていた記録が残る伝統行事。ことしは11月30日までの月曜日から土曜日のうちで、湿度が40~70%の日に実施する。同学校所蔵の古書約1万8千冊のうち約2千冊を虫干しする予定で、1日約100冊のペースで行うという。

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