《食いこ》 Cafe.Cream(日立市) 「具だくさん」のキッシュ

茨城新聞
2017年10月29日

JR常磐線多賀駅が近い日立市の「Cafe.Cream(カフェクリーム)」。昭和の面影を色濃く残す築80年の店舗。昔の雰囲気と甘さのある今風の内装が溶け合う店内で、キッシュやスイーツなどが楽しめる。

この建物は、アイスキャンデーの店として地域で親しまれてきた「かどや」が2014年に閉店し、空き店舗になったのを県と日立市が創業支援施設(マイクロクリエイションオフィス)に改装し、貸し出した。カフェクリームオーナーの小室文乃さん(41)は「前々からカフェを開きたかった。いつかは海の見える場所で開きたい」と応募し、昨年8月に開店。夢の一歩を踏み出した。現在は同店とパン製造販売店が隣り合い、奥に二つの事務所が入る。

「ゆっくり過ごせる空間づくりを意識している。四季を大事にしたい」と小室さん。1人で店を切り盛りする。今月はハロウィーン、11月からはクリスマスの飾り付けと季節感に気を配る。

旬の食材は地元の農産物直売所などで仕入れ、「野菜を日頃取れない人にもたくさん食べてほしい」と何種類もの野菜を料理に取り入れる。ランチは日替わりのキッシュプレートやご飯プレートなど。キッシュは「生地作りに3日かけ、一つでもおなかがいっぱいになるよう具だくさんにしている。今日はチキンやカボチャなど」。キッシュプレートに副菜、グリーンサラダ、スープがつく。

店名のクリームは「甘い時間を過ごしてほしい。スイーツにも力を入れたい」という思いを込めた。市内の洋菓子店でパティシエを7年務めた小室さん。昔からよく作っていたというベイクドチーズケーキは「濃厚なのに後味さっぱり」。秋から春ごろまで味わえる「マロンパイ」は和栗が丸ごと一粒入る。あんみつなどの和風メニューや土曜日限定の「スイーツプレート」も人気。寒くなると、温かい料理やスイーツをメニューに加える。

「懐かしいと訪れる人も多い。若い人は新鮮に感じるみたい」と客層は幅広い。フェイスブックなどを通じ遠方からも来店する。「(開店して)1年がたち、多賀の街に溶け込んできたように感じる」と手応えを話していた。

■お出かけ情報
Cafe.Cream
▼住所は日立市千石町1の11の21
▼営業時間は午前11時半(土曜は同11時)~午後7時
▼定休は日曜、不定休あり(フェイスブックでお知らせ)
▼(電)0294(51)4729

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