干し芋素材、かりんとう 砂糖抑え、自然な甘み ひたちなかのメーカー

茨城新聞
2017年9月27日

日本一の干し芋産地として新たな土産品を作ろうと、干し芋メーカーの幸田商店(ひたちなか市烏ケ台)は、自社産の干し芋パウダーを活用した商品開発に乗り出した。第1弾商品として、牛久市の企業と連携したかりんとう商品を開発、今月半ばから販売を始めた。地域資源を生かし、新たな土産品需要の掘り起こしを目指す。

開発した商品は「ほしいも屋さんの自然派かりんとう」。同社が開発した干し芋パウダーを国産小麦のかりんとう生地に練り込んだ上、味付けのソースにも使用した。サツマイモの自然な甘みを生かし、通常の商品に比べ砂糖を20%ほど低減したのが特徴だ。

50グラム入りで価格は300円(税込み)。かりんとうの製造販売を手掛けるコルカリーノ(牛久市女化町)が生産を手掛け、幸田商店がパッケージ化と販売を担う。今月半ばからJR水戸駅ビルの「エクセルみなみ」で販売を開始し、今後は販路拡大も目指していく。

干し芋の製造過程では全体の2~3%ほど固い部分ができ、廃棄処分の対象となっていた。「食感が固いだけで、味は通常製品と変わらない」(幸田商店)ことから、同社は活用を検討。2015年に外部委託による粉末化を実現し、干し芋パウダーとして製品化。これまで、主に業務用として県内の菓子店を中心に提供してきた。

ひたちなか市や東海村は干し芋の産地として知られる。パウダーを使った幅広い商品開発を進めることにより、市場の拡大を狙う。

同社の鬼沢宏幸社長は「価格的にも手軽に購入できる土産品として提供していく。今後もパウダーを活用した商品開発を模索し、地域資源として市場をにぎやかにしたい」と語った。 

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