ヒガンバナ 斜面にそよぐ 茂木の城山公園

下野新聞
2017年9月21日

 茂木町小井戸の城山公園で約45万株のヒガンバナが20日、見ごろを迎え、優雅に咲く花々が園内を赤く染めている。

 町地域振興課によると、花は現在八分咲き。週末には満開となる見込みだという。株分けなどの影響で、群生地となっている茂木城出丸跡の南斜面は花の数が一時減少。今年は回復傾向を見せ、さらに園内一帯にも広がり始めている。

 園内では21日まで自然と芸術が融合した催し「里山アートフェスタ」も開催中。訪れた人たちは遊歩道を散策しながら、赤や白、黄色の花を眺めたり、カメラに収めたりしていた。夫婦で訪れた宇都宮市御幸ケ原町、無職阿久井富夫(あくいとみお)さん(70)は「これだけ広い範囲に咲いていると見応えがある」と満足そうな表情を浮かべていた。

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