鉾田農高生 初の結実、ナシ収穫 校内、直売所で販売へ

茨城新聞
2017年9月21日

県立鉾田農業高校(鉾田市徳宿、井坂孝校長)の果樹園で栽培していたナシが今年初めて実を結び、生徒たちが収穫作業の実習に取り組んだ。収穫したナシは校内やJAほこたの農産物直売所「ファーマーズマーケットなだろう」で販売する予定。

同校の果樹園に植えられているのは「幸水」「新高」「ラ・フランス」などの和洋ナシ5品種計45本。4年前に農業科の生徒(当時)と同校職員たちが苗木を植え、その後も除草や防風ネットの設置など、丹精込めて育ててきた。

収穫したのは、9月に出荷のピークを迎える豊水。収穫担当の生徒は、棚に支えられた枝に実ったナシを大事そうにもぎ取り、収穫かごに入れていた。

同校によると、ナシは1本当たり約40個収穫できる見通し。来年は同150~200個の収穫が可能になるという。

収穫作業に当たった3年、塙真実さん(18)は「ナシを傷つけないように取るのが大変だった」と話した。

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