縁側めぐりで深まる縁 200人超、民家でもてなし 市貝・サシバの里協議会

下野新聞
2017年6月16日

 【市貝】町内の民家の縁側を開放し来訪者と交流する「サシバの里の縁側めぐり」が11日、初めて行われた。5時間で町内4カ所の民家には延べ214人が訪れ、家主や家族と交流を深めた。主催したサシバの里協議会の阿部正紀(あべまさのり)会長(44)は「予想以上に多くの方に来ていただいた。協力者をさらに募り、10月には2回目の縁側めぐりを開きたい」と話している。

 農山漁村で人々との交流を通じて自然や文化に親しむグリーンツーリズムを推進する同協議会は、民家が縁側を開放しお茶などでもてなす「縁側カフェ」に着目。今年2月に先進事例を学ぶ勉強会を開き、3月には協議会メンバーが静岡市大沢地区の「おおさわ縁側カフェ」を視察するなど、町内での実施に向け準備を進めてきた。

 第1回の「縁側めぐり」には、杉山のブルーベリー農園「おかえりの丘」、田野辺の爽菜(そうさい)農園、市塙のサシバの里自然学校と古民家「でぇのうち」の4軒が参加。施設や経営者宅の縁側や軒先を開放した。車や自転車で訪れた人々は、里山の雰囲気を体感しながら生活ぶりなどを興味深そうに質問。家主らはお茶と手作りの菓子や総菜でもてなした。

 夫婦で2軒を巡った鹿沼市栄町、会社員大関茂(おおぜきしげる)さん(58)は「都市部に住む人たちにとって、里山の暮らしが身近に感じられるいい催し」と歓迎。受け入れた爽菜農園の小野寺幸恵(おのでらさちえ)さん(43)は「訪問者が重なると忙しかったが、初対面の人といろいろ話せて楽しかった」と話した。

 夕方開いた反省会では「心配したプライバシーはほぼ守れた」などと評価する声が上がった一方、「分散させるために受け入れる民家を増やした方がいい」「自転車でも巡れる仕組みがあるといい」などの改善点も出された。協議会は利用者アンケートなどを精査し、10月に予定する2回目の開催に向けて、「縁側」を開放してくれる町内の協力者も募る考えだ。

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