茨城県自然博物館 入館1000万人達成

茨城新聞
2017年5月29日

坂東市大崎のミュージアムパーク県自然博物館(横山一己館長)の入館者が28日、1千万人に達し、記念のセレモニーが同館で開かれた。1千万人目となったさいたま市見沼区蓮沼、小学3年、青山泰虎(たいが)君(8)が橋本昌知事らとくす玉を割って祝ったほか、入館者証や記念品が贈られた。

青山君は母(33)、祖母(58)、姉(11)と午後2時前に来館。昆虫に関するコーナーや野外施設で遊ぶのが好きといい、「今日で来たのは3回目。1千万人目だと聞いてびっくりした」とうれしそうだった。

同館は1994年11月13日オープンし、2005年4月までに500万人が入館。1千万人目は、開館から22年6カ月での達成となった。同館によると、全国にある県立の自然史系博物館で、入館者が1千万人に達したのは初めてという。

横山館長は「企画展を年3回開くなど、繰り返し来てもらえるよう環境をつくってきたから達成できた」とし、「1千万人はあくまで通過点で、これからも大勢の人に来てもらうのが使命」と語った。

記念式典には橋本知事や横山館長のほか、木村敏文坂東市長、小野寺俊県教育長、同館協議会委員の山口武平氏らが出席した。

式典で橋本知事は「開館以来、展示物の充実を図ってきた。多くの方々に博物館を愛していただき大変ありがたい」とあいさつ。木村市長は「博物館と坂東市がともに発展していきたい」と期待を込めた。 

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