東京五輪へ人馬一体 馬事公苑を初公開 宇都宮

下野新聞
2017年4月27日

 日本中央競馬会(JRA)が26日、宇都宮市砥上(とかみ)町の馬事公苑宇都宮事業所(旧競走馬総合研究所跡)で地元自治会長などを対象に施設を初めて公開し、業務内容を説明した。2020年の東京五輪開催に伴い、今年1月に東京都世田谷区から同所へ移転していた。約10人の参加者は職員の説明を聞きながら、新築された屋根付きの馬場などを興味深そうに見て回った。

 “日本馬術の聖地”と称される馬事公苑は、東京五輪の馬術競技場に選ばれ、施設改修工事が必要となった。このため、22年秋ごろまでの暫定措置として機能を移転し、1月下旬から業務を開始している。現在は元競走馬など51頭、馬術選手や獣医師ら職員39人が在籍し、選手の育成や馬の調教などに当たる。

 説明会で職員は事業概要などを紹介した後、敷地内を案内した。同市下荒針町の馬場では職員が馬術競技を披露。高さ1・3メートルのバーを軽々と飛び越えると、参加者から拍手が湧き起こった。

 雨天でも使用できるテント生地の屋根付き馬場や厩舎(きゅうしゃ)も見学し、馬の調教内容などを確認した。明保地区・三の沢西自治会の島田弘二(しまだひろじ)会長(74)=宇都宮市鶴田町=は「首を長くして移転を待っていた。これだけの馬と職員が来てくれたので、地域も活気づくのではないか」と期待していた。(沼尾歩(ぬまおあゆむ))

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