餌パクッ! 初撮影 謎生態、サンゴノフトヒモ

茨城新聞
2017年4月15日

アクアワールド県大洗水族館(大洗町磯浜町)は14日、フランクフルトに似た姿の珍しい生物「サンゴノフトヒモ」が餌を食べる姿の撮影に世界で初めて成功したと発表した。体の幅より大きなイソギンチャクを捕食する瞬間を捉えた。同水族館は「これまでほとんど分かっていなかった生態を解明する一助になる」と期待している。

同水族館によると、サンゴノフトヒモは、水深200~900メートルの深海に生息し、体長は30センチ超になる。原始的な貝の仲間に分類され、時折、ゆっくりとナメクジのようにはって動く程度で、通常はほとんど動かないため、生態は謎に包まれている。

同水族館は昨秋から、国内で初めて展示している。飼育する過程で、餌を食べる瞬間を撮影できた。画像では、通常は直径3センチほどのサンゴノフトヒモが口を大きく広げ、直径5~10センチほどのイソギンチャクを上から丸のみする様子がうかがえる。

撮影は、昨年11月に着手し、これまでに9回成功した。画像を編集し、動画として水槽脇のモニターで見られるようにした。

飼育を通じては、体が伸びたり縮んだりすることも分かった。成果は、共同研究する国立科学博物館の斎藤寛研究主幹が、和歌山県内で16日に開かれる日本貝類学会で発表する。

同水族館の徳永幸太郎さんは「地味な生き物だが、目を向けてもらうきっかけになってほしい」と期待を寄せる。  (写真はアクアワールド県大洗水族館提供)

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