文学館近くに移築 朔太郎記念館、8日から公開

上毛新聞
2017年4月10日

前橋出身の詩人、萩原朔太郎の生家の一部を保存した「萩原朔太郎記念館」が、敷島公園(前橋市敷島町)から広瀬川河畔(同市城東町)へ移築され、7日に関係者向けの内覧会が開かれた。8日から一般公開する。
記念館は書斎、離れ座敷、土蔵の3棟で構成し、総床面積約70平方メートル。移築先は約380平方メートルの市有地で、広瀬川を挟んで対岸に朔太郎の功績を紹介する前橋文学館がある。
書斎はみそ蔵を改造したもので、朔太郎が27~32歳に使った。詩集「月に吠(ほ)える」「青猫」に収めた作品が生まれた場所として知られる。離れ座敷は、北原白秋や若山牧水、室生犀星が朔太郎を訪ねた際に通された。土蔵は朔太郎のノートや原稿などが保管され、前橋空襲でも焼失を免れた。
朔太郎の生家は、現在の同市千代田町にあった。戦後も残った3棟は別々の場所に移築されていたが、1980年、敷島公園に集めて記念館として開館した。
市は記念館を文学館近くに配置することで、観光客などに朔太郎をより発信しやすくなるとして、2015年度末に移築を決定した。
朔太郎の孫で文学館長の萩原朔美さん(70)は「書斎には洋風の窓やカーテンが取り付けられ、朔太郎の先進的な考え方を感じられる。移築によって、より多くの人に朔太郎を知ってもらいやすくなる」と話した。土蔵は作品展などの会場として貸し出す考えも示した。
入館無料で、開館は午前9時~午後5時。水曜休館。

 

【写真】移築を終えた萩原朔太郎記念館

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