女性僧侶の生活拠点 「尼坊跡」見つかる 高崎・上野国分尼寺

上毛新聞
2017年3月22日

高崎市教委は16日、奈良時代に創建された上野国分尼寺跡(同市東国分町)の発掘調査で、女性の僧侶が生活の拠点とした「尼坊(にぼう)跡」が見つかったと発表した。礎石が残るなど良好な状態で見つかり、市教委は「上野国分寺の僧坊を復元する上でも参考になる貴重な発見」としている。
上野国分尼寺跡は、過去に県教委や前橋市教委が発掘調査したが、不明な点が多かった。高崎市教委は昨年9月から、1969、70年に県教委が調査した約500平方メートルの区域を再調査。県教委の調査で講堂とされた建物跡について、礎石の痕跡から東側にさらに約15メートル広がることを確認し、東西に長い建物の形から講堂ではなく、尼坊だと判断した。
規模を東西45メートル、南北8メートルと推定。5部屋に仕切られ、一部屋に2人ずつ生活していたとみている。
市教委によると、尼坊は関東では上総国分尼寺跡(千葉県市原市)や下野国分尼寺跡(栃木県下野市)で見つかっている。
国分尼寺は、聖武天皇が741(天平13)年に発した「国分寺建立の詔」によって国分寺とともに当時の国ごとに建てられた。国史跡「上野国分寺跡」(前橋、高崎両市)は県教委が発掘調査しているが、男性の僧侶が生活した僧坊跡は見つかっていない。
20日に一般向けの現地説明会を開く。午前9時半~午後3時半。問い合わせは市教委文化財保護課(027・321・1292)へ。

 

【写真】上野国分尼寺跡で見つかった尼坊跡

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