アンモナイト生態に光 進化や絶滅 謎に迫る 県自然博物館企画展

茨城新聞
2017年2月23日

古生代から中生代にかけて生息し、渦巻き状の形をした化石で知られる生物アンモナイトに焦点を当てた、第68回企画展「アンモナイト・ワールド~恐竜時代の海へいこう」が、坂東市大崎の県自然博物館で開かれている。アンモナイトの姿や生態、進化について最新の研究成果が紹介され、モロッコで発見された群集の化石などの展示が、来館者の注目を集める。横山一己館長は「アンモナイトに関しては日本で一番大きな、一番詳しい企画展」と内容の充実ぶりをアピールした。

アンモナイトは約4億年前から約6600万年前までの約3億4千万年の間、海に生息した現生のイカに近い生物。しかし、殻以外の体の部位が化石として残りにくく、正確な姿はいまだ謎に包まれている。

会場には、これまで発見された中で最も大きな直径約1・8メートルの化石の複製など資料719点、うち化石だけでも430点が展示されている。異常巻きや直線型などさまざまな形のアンモナイト、赤や緑色に輝く宝石化した個体もある。県内を含めた、日本各地で発見された化石が一堂に集められ、産地ごとに紹介されるのも初めてという。また、現生生物でアンモナイトに最も近いと考えられているオウムガイを、生きた状態で見ることができる。

パネルでは、約2億5千万年前に起きた地球史上最大の大量絶滅を生き延びたアンモナイトがどのように変化してきたか、また恐竜と共に絶滅した原因について、分かりやすく解説されている。

企画展を統括した同館主任学芸主事の相田裕介さん(37)は「アンモナイトは大量絶滅を境に大きく変化した。絶滅と進化の様子を見てもらい、生態系の中で人がどう生きていくべきか考える機会になれば」と話している。

会期は6月11日まで。問い合わせは同館(電)0297(38)2000。 

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