フォト俳句に詠む、秋の東照宮 日光で講座

下野新聞
2015年9月20日

 写真と俳句を組み合わせた「下野新聞フォト俳句実践講座in日光東照宮」(下野新聞社主催)が19日、世界文化遺産・日光東照宮境内で行われた。シルバーウイーク初日で多くの観光客が参拝する中、県内のほか東京や埼玉、長野県などから30人が参加した。豪華絢爛(けんらん)で趣ある建物が立ち並ぶ日光東照宮で、思い思いに写真を撮り、組み合わせる俳句を詠んだ。

 今月30日まで募集している日光東照宮400年式年大祭「文墨奉納祭」の関連企画。審査は本紙「フォト俳句」選者の写真家中谷吉隆さん、俳人で日本伝統俳句協会常務理事の坊城俊樹さんが担当した。

 受け付けを済ませた参加者は午前中、審査員とともに権禰宜(ごんねぎ)山作良之(やまさくよしゆき)さんの案内で陽明門や唐門、眠り猫などを巡った。午後は、季語を入れ、「四百年」「式年」「祭」「東」「照」「宮」から1文字以上を使って作品をひねり、1人2作品を投稿。両審査員の軽妙な掛け合いで公開審査が行われた。

 入賞8点のうち、最優秀賞は那須烏山市、碓氷正和(うすいまさかず)さんの「式年のこもれ日探し朝の寒」が選ばれた。

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