700人が堪能 幽玄の世界 足利 鑁阿寺で薪能

下野新聞
2015年9月13日

 【足利】家富町の鑁阿寺(ばんなじ)で12日、「第31回足利薪能(たきぎのう)」(足利能「薪能」実行委員会主催)が行われ、約700人が秋の虫のささやきをバックに幽玄の世界を堪能した。

 同寺の薪能は足利義満(あしかがよしみつ)が保護した能を足利氏の氏寺で楽しんでもらおうと、1985年に始まった。ことしは昨年に続き、文化庁の補助を受け開催された。

 能の一部を楽器と地謡(じうたい)を伴奏に舞う舞囃子(ばやし)「高砂」で幕開け。冠者が「金の値」と「鐘の音」を勘違いして寺を巡り歩くという狂言「鐘の音」が演じられると、客席から笑い声が漏れた。

 薪に火が入ると、クライマックスの能「通小町」がスタート。観客はかがり火に浮かび上がる舞に魅了されていた。

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