「日本酒、素晴らしい技術」 ハンガリー大使 水戸の蔵元を視察

茨城新聞
2017年2月3日

ハンガリーのパラノビチ・ノルバート駐日大使が2日、県庁に橋本昌知事を表敬訪問したほか、水戸市本町の吉久保酒造(吉久保博之社長)を訪れ、日本酒造りの現場を視察した。

橋本知事に対し、パラノビチ大使はハンガリーの食や人気のスポーツについて説明。橋本知事は「本県は農産物が豊富で、筑波研究学園都市もある。ぜひ見てほしい」と話した。

これに先立ち、パラノビチ大使は同酒造を訪問。精米や吸水、こうじ造りの様子などを見学。生原酒を試飲し「口の中から香りが出てくる。とても飲みやすい」と話した。

同社は昨年5月、同国に日本酒「一品」の輸出を始めた。吉久保社長は「辛口でハンガリー料理と相性が良い」とアピール。その味に感銘を受けたというパラノビチ大使は「素晴らしい歴史と技術がある酒蔵。ハンガリーに伝えたい」と語った。

吉久保社長は「大使は酒造りの様子を熱心に見てくれた。日本酒が世界に広がればうれしい」と話した。

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