「不動明王」を修復 石岡、横室神社で開眼式

茨城新聞
2016年11月22日
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石岡市柿岡の横室神社にある市指定文化財の仏像「不動明王」が修復作業を終え、開眼式が21日、同所で執り行われた。氏子ら約20人が参列し、近くの常林寺の吉水秀明住職が導く中、魂入れをして完成を祝った。

不動明王は、木曽ヒノキの寄せ木造りで高さ49センチ。右目を開き、左目を細く閉じる「天地眼」の表情で、天下太平を祈願する。老朽化に伴い指や剣、光背(こうはい)が一部欠損していたが、同市の仏師、那花定慶さんによって修復され、古色も施されて青黒(せいこく)の輝きが戻った。

修復前には、専門機関に科学的分析(放射性炭素測定)を依頼した結果、制作時期が当初考えられていた室町時代から、平安時代までさかのぼることが明らかになった。

旧八郷町教委が発行した「八郷町の地名」によると、同神社は、小田氏一族が地元で名乗った上曽氏が1602年、秋田に佐竹氏と共に移封された際、一族で地元に帰農して神位を祭った。不動明王像は近くの長楽院(廃寺)から移したとされる。

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