笠間4寺社 虫干し兼ね公開 地域の文化財 高い関心

茨城新聞
2016年10月24日
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虫干しを兼ね、複数の貴重な文化財を一斉公開する笠間市教育委員会の初の取り組みが22、23の両日、同市笠間地区の4カ所の寺社で行われた。国重要文化財の木像をはじめ約20点がお披露目され、2日間で県内外から約2400人が訪れるなど、にぎわいを見せた。

文化財への理解を促すとともに秋の観光シーズンを盛り上げるのが狙い。常陸太田、常陸大宮両市で毎年行われる一斉公開「集中曝涼(ばくりょう)」を参考にし、各寺社の協力を得て実現した。

笠間市石寺の住民が「弥勒教会」を組織し、手厚く守ってきた1247年(鎌倉時代)作の国重文「木造弥勒仏立像」、同市片庭の楞厳寺(りょうごんじ)で今回が初公開となった1400年代(室町時代)作の「木造聖徳太子立像」、同市笠間の笠間稲荷神社が所蔵し、航海技術や測量に優れた笠間藩士・小野友五郎愛用とされる天球儀など、めったに拝観できない宝が多くの人の目に触れた。

両日は茨城大で歴史を学ぶ学生約40人が文化財の案内役を務め、来観者の関心を一層高めた。

同市下市毛から各寺社を訪れた主婦、萩原信子さん(68)は「このような機会をいただきうれしい。木像は歴史が感じられ、味わい深かった」と笑顔。同教会役員の田口孝市さん(64)は「一斉公開を通じ、文化財を大切にする思いを感じてほしい」と語った。

市教委は来年度以降も事業を継続したいという。

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