屋台27台を描いた「おもてなしフラッグ」152本設置 鹿沼商工会議所

下野新聞
2016年8月31日

 【鹿沼】彫刻屋台のフラッグでおもてなし-。鹿沼商工会議所は、「鹿沼秋まつり」を前に27台の屋台を個々に描いたフラッグを作製、東武新鹿沼駅から市役所間の日光例幣使街道沿いの街路灯152本に設置する。鹿沼今宮神社祭の屋台行事として、11月末にもユネスコ無形文化遺産として登録されることを祝うとともに、来訪者をもてなすことを兼ねている。

 同会議所70周年記念事業の一環で「おもてなしフラッグ事業」と名付けられた。市仲町商店街振興組合の植野武(うえのたけし)組合長(55)を委員長に、関係自治会、各商店会などが準備を進めてきた。

 フラッグは縦90センチ、横60センチでテント生地製。「鹿沼秋祭り」の文字の下に各町内の屋台が個々にプリントされ、町名も記されている。予算は市補助金250万円。2年前には市商店会連合会が秋祭りをPRするため街路灯用フラッグ7種類を作製し、各商店会ごとに飾った経緯はあるが、全27台分を作ったのは初めて。

 フラッグを飾ることで同商議所は、「宿場町の動線を生かしたまちづくり」と「商店街の景観整備」に大きな期待をしている。「宿場町の動線を生かしたまちづくり」では、市の表玄関「東武新鹿沼駅」と「まちの駅 新・鹿沼宿」、「市役所」をおもてなしフラッグで面的に整備し、中心市街地の回遊性をアピールする。

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