《山の日8・11特集》山と“共生”探る 3火山常時監視 レベル導入に遅れも  

上毛新聞
2016年8月12日

ㅤ群馬、栃木両県境にあり、人々を見守るようにそびえる日光白根は気象庁が常時監視する活火山だ。本県関係では浅間山、草津白根山も常時監視され、噴火警戒レベルが導入されている。気象庁は10日、「今夏までに」としていた日光白根での警戒レベル導入時期が当初計画より遅れ、年度末までずれ込む可能性があることを明らかにした。

ㅤ現状、日光白根の火山活動に特段の変化はないが、警戒レベルの導入は地元自治体が噴火時の対応を事前確認し、万一に備える狙いがある。気象庁は群馬、栃木両県の関係機関でつくる火山防災協議会が栃木県庁で開く23日の会合で、作業に遅れが生じた現状を説明し、理解を求める考えだ。
ㅤ2014年9月の御嶽山(長野、岐阜県)の噴火では、多くの登山者が犠牲になったのは記憶に新しい。安らぎを与える山は時として、自然の脅威を見せつける。11日に初めて迎える「山の日」。山に親しみを感じて恩恵に感謝するのと併せ、共生を考える機会でもある。

【日光白根山】関東以北の最高峰
関東以北で最高峰の日光白根山(2578メートル)が雄大にたたずみ、穏やかに時が流れる―。標高2千メートルの展望台を兼ねた片品村・丸沼高原の「天空の足湯」で10日午前、湯の肌触りと涼を求めてロープウエーで訪れた家族連れや老夫婦らが、非日常の空間を楽しんでいた=写真。(10日午前11時ごろ、宮崎浩治撮影)

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