夏ワカサギ水揚げ 霞ケ浦と北浦で漁解禁

茨城新聞
2016年7月22日

霞ケ浦と北浦の今季のワカサギ漁が21日、解禁された。全国的にも珍しい夏のワカサギ漁の操業時間は午前3時30分からの1時間。行方市や土浦市、かすみがうら市などで未明から168隻のトロール漁船が出漁した。同5時ごろには、次々と漁船が船だまりに戻り、魚体を光らせたワカサギを次々と水揚げした。

加工業者や問屋、直売所、スーパーなどに出荷されるが、「今年も新鮮でおいしい夏ワカサギを多くの人に食べてほしい」と話す行方市手賀の霞ケ浦漁協所属、伊藤一郎さん(51)が薦めるのは唐揚げだ。

県霞ケ浦北浦水産事務所によると、初日の1隻当たりの平均漁獲量は、霞ケ浦で55キロ、北浦で36キロ。同事務所は「豊漁の昨年と比べると霞ケ浦は若干少なく、北浦は大分増えた。なかなか期待できる」と話す。漁は12月31日まで続く。

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