鉄路彩る、黄色のじゅうたん 日立・久慈川沿い、菜の花畑
茨城新聞
2016年4月15日
日立市南部を流れる久慈川河川敷の菜の花が咲きそろい、一面の黄色い花がまぶしく咲き誇っている。花畑はJR常磐線久慈川鉄橋下の両側約2・8ヘクタールに広がり、鉄橋を渡る電車が黄色いじゅうたんの上を走り抜けて行くようだ。
環境美化や循環型社会の形成の一助にと、2009年に市と地元住民らが「久慈川菜の花エコネットワーク推進会」を組織し、栽培に取り組む。市立東小沢小の児童も年間を通して参加。6月には菜の花を収穫し、食用油を精製する。昨年は500ミリリットルのペットボトル400本分を収穫した。
今年の開花は例年より1~2週間ほど早く、今月下旬に満開を迎える。24日には初めて「久慈川菜の花まつり」を企画。写真撮影やクイズラリーなどを行う。菜の花の写生画や写真も募集している。
草取りなどの作業にも参加するという近所の女性(76)は「菜の花畑は毎日の散歩コースで、花を見るのが楽しい」と笑顔。花は5月上旬まで楽しめる。
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