9店の味一堂に 龍ケ崎・佐貫駅東口 月1回販売、初回は来月5日

茨城新聞
2016年1月26日

 龍ケ崎市の玄関口に〝新たなコロッケ拠点〟が登場-。「コロッケクラブ龍ケ崎」は、加盟9店のコロッケを取りそろえた店舗を2月5日、同市の佐貫駅東口に開店する。市内のコロッケを1カ所で販売する店舗は初めて。「どこでコロッケが食べられるの」「駅の近くにお店をつくって」などの声に応えた。月1回程度オープンする試験店舗だが、反響があれば営業日を増やしていく考え。
 「駅を降りたら、すぐ熱々のコロッケが食べられる場をつくることが悲願だった」。同クラブ会長で高橋肉店代表の飯島進さん(45)は、店舗開設の理由をこう明かす。
 同クラブには市内の精肉店や料理店など約20店舗が加盟し、それぞれの店が独自のコロッケを販売している。年数回、市内のイベントで加盟店のコロッケを提供してきたが、市内にコロッケを一堂に扱う場所はなかった。
 2014年にインターネットサイトのご当地めし人気投票で、「龍ケ崎コロッケ」が1位になると、人気が高まり、観光客らから問い合わせが相次いだ。同クラブは市の玄関口の駅前に共同店を構える必要性を実感し、昨年11月に開店を決定。市からも開設費の補助があった。
 店舗名は「りゅうころ」で、佐貫駅東口の元そば店の空き店舗(約32・5平方メートル)に入る。目玉は限定50個の「龍の玉手箱」(税込み1500円)。ウナギのかば焼きや、ホタテ入りなど9店それぞれのオリジナルコロッケが詰め合わせてある。加盟店ごとのコロッケ3個入りのお得商品「3CORO」(税込み350円)もある。
 飯島さんは「ただコロッケを売るだけでなく、また龍ケ崎に足を運んでもらうため、街の良さも発信できるお店にしたい」と話す。
 営業日は2月5日と3月4日(午前11時~午後7時)。問い合わせは高橋肉店(電)0297(62)2024

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