県境越え観光振興を 会津西街道の「御宿場印」製作 鹿沼信金と会津信金 きょう発売

下野新聞
2022年5月26日

【日光】今市地域と福島県会津地域を結ぶ会津西街道沿線の観光を盛り上げようと、鹿沼信用金庫と会津信用金庫(福島県会津若松市)は、同街道にあった宿場の「御宿場印」を製作し25日、市観光協会に贈呈した。アフターコロナ、ウィズコロナを見据えた観光振興のため、県境を越えてタッグを組んだ両信金は「経済、文化、歴史でつながりが深い地域。『観光』という共通の産業もあり、経済効果を」と期待を寄せている。

鹿沼信金と会津信金は観光振興を目的に2019年7月、連携協定を締結。諸藩の大名が日光参詣に利用した会津西街道に注目し、「各宿場を巡り、街や商店の魅力を感じる仕組み作りに」と御宿場印を企画した。1枚300円で、26日から同街道沿線の観光協会や同協会支部、道の駅などで販売される。

同街道の総延長は約130キロ。「今市宿」から「若松宿」まで19カ所の宿場があった。日光市内にあった10カ所の御宿場印は、市出身の書道家涼風花(りょうふうか)さんが題字を書いた。

今市の道の駅「日光街道ニコニコ本陣」多目的ホールで行われた贈呈式は、鹿沼信金の橋本公之(はしもとたかし)理事長、会津信金の星幹夫(ほしみきお)理事長らが出席。市観光協会の福田栄仁(ふくだえいひと)事務局長に御宿場印を手渡した橋本理事長は「これを契機に両信金が連携を深め、信金として地元のために精いっぱい頑張りたい」とあいさつした。

御宿場印はこれまでも作製され、昨年7月には、足立成和信金(東京都)と沿線の信金が協力して旧日光街道の御宿場印を製作、販売している。