差別、偏見をなくそう 高根沢 壬生 シトラスリボン旗掲示

下野新聞
2020年12月16日

 【高根沢・壬生】新型コロナウイルス感染者などへの差別や偏見の防止を訴えるシトラスリボン運動に取り組む市民グループ「シトラスリボンINとちぎ」は、高根沢町のJR宝積寺駅東口のちょっ蔵広場空き店舗と壬生町の東武おもちゃのまち駅西口広場にシンボルフラッグを掲示した。フラッグは今後、高根沢町から県北方面に、壬生町からは県南方面にリレー方式で移動する。

 シトラスリボン運動は松山市で始まった。県内では高根沢町光陽台2丁目、自営業片岡千晴(かたおかちはる)さん(62)、壬生町幸町2丁目、自営業石川宜伸(いしかわよしのぶ)さん(52)らが中心となって「シトラスリボンINとちぎ」を設立した。

 フラッグ掲示は啓発活動の一環。縦2・4メートル、横3メートルで、「ただいま、おかえりって言いあえるまちに」の文字と緑色のリボンがあしらわれている。石川さんは「県内でも陽性患者が増えている。フラッグを見た人が、優しい気持ちで対応していただけるようになれば」と話した。

 高根沢町のフラッグは今後、2週間単位でさくら、那須塩原、那須、大田原と移動。壬生町のフラッグは1月10日まで掲示され、足利、佐野方面を巡る。

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