観光情報拠点「うみまちテラス」オープン 大洗町 貸し自転車やカフェも

茨城新聞
2020年9月11日

大洗町は10日、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の大洗駅(同町桜道)の隣に町観光情報交流センター「うみまちテラス」を開業した。観光案内業務に加え、レンタサイクルといった観光客向けのサービスや、町民もくつろげるカフェなども備える。同日、同所でオープニングセレモニーが開かれ、関係者がテープカットして完成を祝った。

同施設は延べ床面積約190平方メートル。観光案内所では交通や観光施設、飲食店などを紹介。観光コンシェルジュが業務に当たる。デジタルサイネージ(電子看板)でも観光情報や、鉄道・バスに関する情報などを放映する。町ブランド認証品やオリジナル商品などの土産品も販売している。

有料のレンタサイクルは、広範囲の移動がしやすいよう、電動アシスト付き自転車を15台用意した。ひたちなか海浜鉄道那珂湊駅(ひたちなか市釈迦町)と相互乗り入れできる。町内で飲食店の開業を目指す人に出店機会を与える「チャレンジショップ」も備える。原則1年間の出店で、今回は町内の母親グループがマフィンやコーヒーなどを提供する「うみカフェ」を運営。テラス席も整備した。

同日、同施設が営業開始すると、町内外から多くの人が訪れた。小谷隆亮町長は「にぎわいの中心にあるエリアに情報案内する機能がなかった。ここで住民や観光客が交流し、(観光客は)大洗の情報を知って、有意義な一日を過ごしてほしい」と話した。

営業時間は午前9時~午後6時(カフェは午後8時まで営業)。当面、定休日はなし。

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