茨城県オリジナル米 「ふくまる」実る ひたちなかで稲刈り

茨城新聞
2018年8月30日

コメの茨城県オリジナル品種「ふくまる」の稲刈りが29日、ひたちなか市枝川の水田で行われた。

ふくまるは大粒でさっぱりした味わいで、冷めてもおいしいのが特長。当初は外食用として販売されていたが、味の良さが評判を呼び、県は家庭用としても販路を拡大させている。

同市内の生産者ら9人が8月に「特栽・特選ふくまる研究会」を立ち上げ、家庭向けに農薬の少ない高品質ふくまるの生産に乗り出している。市も本年度、機材費を助成するなどして本県オリジナル米の拡大を後押ししている。

同研究会の木名瀬一会長(80)は同日、農機を使って約60アール分の稲を刈った。木名瀬会長は「猛暑で心配したが、思ったより収量は多そう。ふくまるを茨城を代表するブランド米にしたい」と話した。

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