いなせな夏、石段一気 宇都宮・天王祭

下野新聞
2018年7月17日

 宇都宮二荒山神社の末社・須賀神社天王祭の伝統行事「親子みこし対面」が14日夜、宇都宮市中心部で行われた。日中の暑さが残る中、各町内のみこし約30基が勇ましく95段の石段を上りきった。

 天王祭は、夏の疫病や災いを鎮めるために始まったとされる。須賀神社の親みこしに対し、各町内のみこしは子どもみこしと呼ばれる。

 午後6時すぎ、子どもみこしは順番に宇都宮城址(じょうし)公園を出発。オリオン通りやシンボルロードなど街なかを練り歩き、パルコ宇都宮店前の下之宮に鎮座した親みこしと対面した。

 その後、子どもみこしは二荒山神社前のバンバ市民広場に移動。詰め掛けた見物客が見守る中、担ぎ手らが威勢よく掛け声を上げながら石段を上っていった。

 15日は親みこしが下町、上町の順に市中心部を渡御する。

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