野外彫刻、自転車道彩る 10日から、桜川で40人出品
野外彫刻展「雨引の里と彫刻2015 りんりんロード」(雨引の里と彫刻実行委員会主催、市など共催、茨城新聞社など後援)が10日から、桜川市内のサイクリングロード「つくばりんりんロード(県道桜川土浦自転車道線)」沿いで始まる。10回目の開催となるが、旧大和村の里山や集落を舞台に作家が野外に作品を展示するユニークな野外彫刻展で、今回はサイクリングロード沿いに40人の作家の作品が並ぶ初めての試み。会期は12月20日まで。
彫刻展は、大和地区で制作活動を行っていた石の彫刻作家7人が「自分たちの仕事の場となった風景を見直したい」と1996年に初開催し、約2年に一度のペースで開かれている。石や鉄、木、布、陶など多彩な素材の彫刻作品が出品され、里山や田園風景を生かしたり、家や蔵を作品の一部に取り入れたりするのが特徴。見る人は地区内を巡って作品探しをする面白さもある。
今回は、りんりんロードのJR水戸線岩瀬駅-元樺穂駅の約7.5キロに作品を展示し、サイクリングやウオーキングをしながら筑波山や田畑の風景に溶け込んだ作品の数々を楽しんでもらう。
今回は新たに5人の作家が加わった。連続参加している金沢健一さんは「従来は里山や集落の中に作品が点在していたが、10周年記念の意味合いもあって今回はサイクリングロード沿いに作品を展示する試みをした」と話す。
10日午後1時から、つくばりんりんロード雨引休憩所でオープニングセレモニーがある。ウオーキングツアーは24日と11月22日(要予約)。岩瀬駅前と真壁地区の旧真壁郵便局にレンタル自転車がある。彫刻展の問い合わせは桜川市生涯学習課(電)0296(23)8521。
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