昭和の懐かしい日用品 「100年」記念し企画展 群馬・伊勢崎市 赤堀歴史民俗資料館

上毛新聞
2026年11月2日

昭和元年の1926年から起算して満100年となる今年は、政府や各自治体が「昭和100年」の関連事業を開いている。群馬県伊勢崎市の赤堀歴史民俗資料館は12月20日まで、企画展「昭和のカタチ」を開催し、家電や日用品を中心に約160点の資料が並ぶ。戦前から昭和60年代までの年代ごとに、その変遷や懐かしいデザインを紹介している。

展示の順路は昭和50~60年代から始まる。バブル景気を迎え、デジタル技術が進歩する中、家庭用テレビゲーム機、ラジカセ、パソコンなどが普及した。シャープ製の「そろばん電卓」はそろばんと電卓が一体化した商品。そろばんから電卓への移行期を象徴する製品で、1984~85年のわずかな時期にしか販売されなかった。

昭和40年代は庶民の間にもカラーテレビが普及し、家電や日用品も華やかな彩りがあふれた。近年は「昭和レトロ」として人気が高い花柄の鍋やポットが販売されている。

高度経済成長を遂げた昭和30年代はテレビ、冷蔵庫、洗濯機の「三種の神器」に代表される家電製品が急速に普及。この年代に販売され、現在も同市のソウルフードとして愛される「神社コロッケ」は、伊勢崎神社近くで販売された。会場には実際に使われた屋台も展示している。

館内には昭和9年の一般家屋を復元した常設展示があり、昭和をさかのぼりながら進む展示はここで完結する。川道亨館長は「展示している昭和の製品には特徴的な『カタチ』がある。懐かしさだけでなく現代にも受け入れられるデザインに注目しながら、昭和という時代を読み解いてほしい」と話した。

入館無料。午前9時~午後5時。月曜休館。問い合わせは同館(TEL0270・63・0030)へ。