《食いこ》カフェさんさん(茨城町)

茨城新聞
2026年10月29日

■食べ応え、常陸牛バーガー

ひき肉料理の代表ハンバーグステーキ。牛ひきや合いびき肉とタマネギを塩コショウでこねて焼き、肉汁ソースで味わう独ハンブルク由来の料理。肉をパンに挟めばハンバーガーになり、こちらは米国生まれのファストフード。

その広がりは最近マスコットキャラの名前がロナルドに変わった有名チェーン店のハンバーガーを基にした指数が各国の物価水準や為替レートの妥当性を測る正式な経済指標にもなるほど。

常陸牛ハンバーガーとメロンのスムージー

ハンバーガーを主軸に、軽食と喫茶、スイーツの店「カフェさんさん」が茨城県茨城町小堤の町文化交流会館「いばSUNホール」内に開店したのは開館と同じ9月9日。

名付けて「常陸牛ハンバーガー」。1日5食限定で提供する。茨城が誇るブランド牛のパテとレタスをバンズで挟み、片手で持てる厚みはかぶりつきやすい。かめば滋味深いソースと相まって牛肉らしい香りに味わい、十分な歯応え。やわらかさに慣れた舌に「口福」をもたらし、余韻を残して喉元を過ぎていく。

町文化交流会館「いばSUNホール」

同館周辺は町役場、図書館があり、多くの町民が行き来する地区。しかし気軽に集まって談笑したりお茶を飲んだりする場所はなかった。にもかかわらず「当初、会館の基本設計に店は入っていなかった」と明かすのは海老沢靖範館長。

館の基本構想を固めるワークショップを進める中、参加者から「立ち寄る場所が欲しい、との声が多く寄せられた。そこで実施設計では軽食コーナーが急きょ盛り込まれた」と経緯を話す。

メニューは町内産の農産物や加工食品を基本とし、ナスとトマトのナポリタン、大葉とエリンギの和風パスタの他、ハムチーズホットサンドなど軽食も用意した。プリン、ワッフルは町内の洋菓子店から。メロンスムージーのメロンはもちろん町内産。海老沢館長は「町内産を基本とするのは町特産を発信していきたいから」と狙いを話す。

開店から1カ月を過ぎ、店を訪れる会館利用者も増加。常陸牛ハンバーガーは連日午前中には売り切れる人気メニューとなった。「目当てに来るお客さんも多い。今後の推移をにらんで提供数を増やす方向で考えている」と海老沢館長。「売り切れ残念」が減る日は近いか-。

■お出かけ情報
▽茨城県茨城町小堤1070「いばSUNホール」内
▽(電)029(284)1757
▽午前10時~午後4時(ラストオーダー午後3時半、月曜定休、月曜祝日は翌火曜休み)
▽インスタグラムのアカウントはcafesunsun_ibarakimachi

町文化交流会館「いばSUNホール」