「スバルの原点」道の駅おおた(群馬)に展示 富士重工業製造スクーター「ラビット」最初期モデル

群馬県太田市が拠点の富士重工業(現SUBARU・スバル)が製造したスクーター「ラビット」の最初期のモデルが、太田市粕川町の「道の駅おおた」に展示されている。保管していた同市の清水孝之さん(56)が「多くの方に見てもらいたい」と貸与した。動く状態の車両は珍しいという。30日に道の駅おおたで開かれた自動車・オートバイのフリーマーケット会場でデモ走行が行われ、来場者が見入った。
道の駅などによると、 ラビットは戦後に中島飛行機から改名した富士産業が1946年に製造・販売を始めた。改良を続け、富士重工業時代の1968年まで造られた。ラビットの3輪版試作車「RS1ー3」や軽自動車「スバル360」とともに並べられている。
初の量産モデル「Sー1」は538台が生産された。貸与されたのは1947年製。道の駅広報・イベント担当理事の今井博久さんは「現在のスバルの原点。初期の車両は残っているだけでも貴重」と話す。
清水さんは祖父が富士産業でラビット製造に携わっており「いつかは実車を入手したい」と考えていた。4年ほど前、市内の知人から動く状態の「Sー1」を譲り受け保管していた。
「RSー3」はラビットを元に安定性を高めるため前輪を2輪にした試作車。2025年11月、以前から展示されている富士重工業製の軽自動車「スバル360」(1958年発売)の隣に置かれた。「Sー1」が加わり、市内の自動車製造の歴史をたどる展示となっている。
清水さんは「ラビットはスバルの礎。ファンに見ていただければ、造っていた祖父も喜ぶと思う」と話している。
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