北米ジュラ紀に迫力の恐竜、生物 国内初展示の化石も 自然史博物館(群馬・富岡市)30周年展

群馬県立自然史博物館(富岡市)は今年開館30周年を迎える。節目を記念し、企画展「北米ジュラ紀の恐竜たち」を開催中だ。約1億5000万年前の中生代後期ジュラ紀をテーマに、同館のほか、相互交流協定を結ぶ米インディアナポリス子ども博物館の所蔵品を国内で初展示。恐竜や古代生物の迫力を伝える。前期は9月13日まで(後期は同月19日~12月6日)。
北米随一の恐竜化石産地「モリソン層」や、始祖鳥や海の生物の化石が多く出土する ドイツ南部の「ゾルンホーフェン石灰岩」など各地層から見つかった化石をはじめ約310点を展示。恐竜が大繁栄した後期ジュラ紀に焦点を当てつつ、恐竜だけではない生物の多様性を紹介する。
全身骨格は約10体に上る。見どころは全長25メートルのディプロドクス類のほか、アロサウルスやステゴサウルスといった後期ジュラ紀の北米を代表する3体の恐竜だ。モリソン層の恐竜の多様さを体感できる。同時代の魚類やカメ、サメの仲間など保存状態の良いゾルンホーフェン石灰岩の化石も展示し、当時の海の環境を伝える。
自然史博物館は2024年1月、世界最大の子ども博物館であるインディアナポリス子ども博物館と相互交流協定を結んだ。自然科学の研究のほか、教育普及プログラムの開発、資料の貸借などで協力している。企画展には同博物館から借りた化石を国内で初めて展示。パネルや調査道具を並べ、発掘現場や研究の様子も紹介している。
学芸員の高桑祐司さんは「図鑑で目にしたことがあるような代表的な恐竜3体を見てもらいたい。さまざまな生物によって生態系が維持できていたことも知ってほしい」と呼びかける。
午前9時半~午後5時(入館は同4時半まで)。月曜休館(祝日の場合はその翌日)。8月は無休。入館料は一般1300円、高校・大学生600円、中学生以下無料。9月27日に企画展特別講演会を開く。詳細は県立自然史博物館特設ページへ。
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