慌てず合わせて確実に テナガエビ&ハゼ入門 「ライフジャケット着用を」 茨城

利根川水系を擁する茨城県は淡水魚の釣り場に事欠かかないアングラーのパラダイス。特に霞ケ浦は在来種外来種問わずさまざまな魚種が生息する。そこで今回はシーズン入り間もないテナガエビと、秋に楽しめるハゼ釣り入門を上州屋新つくば店の佐藤勝利さんに解説してもらった。
まずどこを狙うか。「テナガエビが潜むのは護岸の石積み、消波ブロックの隙間、くいや桟橋周り。水深0.5~1メートル前後の浅場なので、足元を中心に探ります」と佐藤さん。
シーズンは水温が上がり始める6月から9月。夜行性なので、早朝から午前中、もしくは夕方から夜の時間帯。風が吹かず、濁りがなければなおいい。
用意するのは「0.9~2メートル前後ののべざおに小型のウキ仕掛け。餌はアカムシ(カの幼虫)やミミズを付けて底付近をはわせるように流して誘う」のが一般的という。サシ、小さく切ったエビなどもあるが生餌が苦手な人は加工餌を。
さおはバスロッドでも代用可だが、便利なのが携帯性に優れ、いろいろな釣りに使える「万能小継ぎざお」。0.9~2.4メートルまであって「初心者が使いやすいのは1.8メートルあたり」と佐藤さん。
針は袖針2~4号程度、ラインはナイロン0.8~1.5号くらいが適当だ。市販のエビ専用仕掛けが各社から出ており、まずはこちらが便利。「上州屋オリジナル手長エビII」は手頃な値段。
さて具体的な釣り方の手順だが、棚を底に合わせるようウキ下を調整し、オモリが底に着く長さにして、足元の消波ブロックの隙間や石の際、くいの陰に静かに投入。
アタリは小さいのでウキの動き、変化に注意。「ウキがわずかでも沈んだら数秒待って、餌をしっかり抱かせる。ゆっくりとさおを上げて聞き合わせ(確かめ)ると確実」とアドバイスする。
涸沼川河口の汽水域や涸沼で8月中旬から釣れるのがハゼ。「基本的には『ちょい投げ』からが入りやすい」。小型のスピニングリール付きのコンパクトロッドか、バスロッド、ルアーロッドでも代用は可能。「餌はアオイソメがいい。ジャリメは餌持ちがいいがやや高め」と佐藤さん。
仕掛けは市販の小型の固定てんびん2本針やハゼ・キス用ちょい投げ2本針仕掛けが一般的だが、「涸沼なら根掛かりしにくいジェットてんびんもいいでしょう」とのこと。
釣り方は仕掛けを底に着けて、さお先を軽く上下して誘う。アタリが来たら慌てず、ハゼが確実に餌を吸い込む間を与えると確率が上がる。
ベストな時間帯は「日の出前後の朝マズメ、日没前後の夕マズメ。潮の動いている時間帯も活性が上がり食いがいい」という。
佐藤さんは霞ケ浦、涸沼とも湖岸の足場はいいが、ライフジャケットの着用を勧める。「特に子どもには着せた方が安心」と最後に念押し。同店では大人から子ども用まで取り扱っている。
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