伝統工芸の〝現在〟一望 漆や提灯、桂雛も 茨城・筑西で「匠の神技展」 16日まで

茨城県の伝統工芸の〝現在〟を一望できる展覧会「常陸国が創造する伝統・工芸・匠の神技展」(関彰商事主催)が、同県筑西市川澄の道の駅グランテラス筑西で開かれている。漆や提灯(ちょうちん)、和紙など、茨城県を代表する工芸作家、職人たちの技が詰め込まれた作品が一堂に展示されている。同展は16日まで。
会場には伝統の技と現代の感性が調和した作品が並ぶ。「桂雛(かつらびな)」の小佐畑孝雄さん(同県城里町)は屏風(びょうぶ)に西ノ内和紙を使い、落ち着いた色合いの結城紬(つむぎ)の着物を着せた雛人形を出品した。
「いばらき組子」の安達克敏さん(同県小美玉市)による球形テーブルライトは、伝統技術にはない五角形の組子が取り入れられた。漆芸家の大西未穂さん(筑西市)は、大子漆と沈金の技術を使ったブローチなど発表。大西さんは「素材と道具に対し手抜きせず、手間暇かけている」と語った。
鈴木茂兵衛商店(同県水戸市)と組んで「すずも提灯」を手がけるデザイナーのミック・イタヤさん(筑西市)は「過去から伝わって今がある。今をどう未来につなげていけるかが自分たちの世代の役割と認識している」と話す。
このほかの出展作家は次の通り。(敬称略)
大貫博之(笠間焼)▽辻徹(大子漆・八溝塗)▽大西勲(漆芸)▽安達将伍(いばらき組子)▽菊池大輔(西ノ内和紙)▽花田啓子・千裕(結城紬)▽大関一利(真壁石燈籠)
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