日本画・森田佑子さん展 院展で活躍、大作18点 茨城・筑西

茨城新聞
2026年5月22日

院展で活躍した日本画家、森田佑子さん(1943~2021年)の作品展「日々の移ろいの中で」が、茨城県筑西市のザ・ヒロサワ・シティ芸術の森交流会館で開かれている。優しい雰囲気の画面の中で、強いまなざしが印象的な人物画など、大作18点が並ぶ。同展は31日まで。

森田さんは京都府京都市生まれ。父で日本画家の森田曠平さんの影響を受け、多摩美術大日本画科で学び、院展に出品を重ねた。1970年に夫で彫刻家の菅原二郎さんとともにイタリアに渡り、約14年後に帰国。再び院展で活動した。

今回の展示は、帰国後の作品が中心。イタリアの操り人形やお面、鳥などのモチーフとともに、秘めた美しさを感じさせる女性が描かれている。

「まつりのあと」は帰国後最初の作品で、菅原さんは最も思い入れがあるといい「それまでと世界観が変わり、彼女らしさが出た。とても静かだが芯の強い人」と話す。ほかにも、「少しずつ色合いが柔らかくなった」という晩年の作品も見応えがある。

入館無料。月曜休館。問い合わせは同館(電)0296(45)6228。