草津温泉スキー場(群馬)のセンターハウスが完成 夏営業スタート 通年で山岳リゾート体験

上毛新聞
2026年5月8日

群馬県草津町が草津温泉スキー場に建設を進めてきた「センターハウス」が完成し、28日に竣工(しゅんこう)式が開かれた。宮崎公雄町長ら関係者57人が出席し、くす玉割りなどで新たな「通年型山岳リゾート」の拠点完成を祝った。スキー場の夏営業(グリーンシーズン)の開始に合わせ、29日に開業する。 

ハウスは一部木造の鉄筋コンクリート造り2階建てで、延べ床面積は約2千平方メートル。総工費は約21億8400万円。

壁面の多くがガラス張りとなっている開放的な設計で、温泉街やゲレンデを見渡せる。冷暖房には化石燃料を用いない熱交換システムを採用。環境配慮型の空調設備を導入し、冷房には1日約1万トンにも上る水道余剰水(約10度)を、暖房には万代鉱源泉(約95度)をそれぞれ活用する。休憩スペースやレストランのほか、家族連れの利用を想定し、授乳室とキッズルームを備え、インバウンド(訪日客)など幅広い層の利用を想定したスタンディングバーも設置した。

宮崎町長は「草津ならではの普段と違う体験が味わえる場所として、リトリートの拠点になってくれることを期待する」と述べた。同スキー場を運営する草津観光公社の堀田洋一社長は「運営する側もワクワクするような、誰でも楽しめる夢のある施設にしていきたい」と意気込んだ。