クジラ肝の魅力知って 5月から特製メニュー 北茨城の民宿組合
茨城新聞
2026年4月29日

食用にされにくい鯨の肝を茨城県北茨城市の名産アンコウの調理で腕を磨いた「肝のプロ」がさばき、地元食材と組み合わせて提供するプロジェクトが始まった。鯨の肝のおいしさを広めようと、同市の民宿組合が捕鯨会社などと連携。5月1日から市内の旅館で特製メニューを振る舞う。
メニューに使用するのは北海道沖で捕れたナガスクジラの肝。世界でただ一つ、母船式捕鯨を行う「共同船舶」(東京)が提供する。船上で解体し、即座に急速冷凍することで、新鮮な状態で届けられる。
市内の旅館であんこう料理を提供する武子能久さん(50)は2024年12月、東京都内の試食会で偶然食べた鯨の肝の味に感動。一口食べた瞬間、レバー独特のうまみや甘みに「衝撃が走った」と振り返る。鯨の肝は食用としての利用が極めて少ないことから、「おいしさをもっと広めたい」と提供プロジェクトに乗り出した。
第1弾は常陸牛のステーキの上に表面を軽くあぶったあん肝と鯨の肝を添えた。地元の食材に、脂質が低くタンパク質が豊富な鯨の肝と栄養価が多く濃厚なあん肝を組み合わせた。
提供は宿泊者限定で、1皿7700円(来年4月末まで)。武子さんは「地域の新たな目玉にしたい」と意欲を語る。
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