《釣り》ヤリイカ ズシッと重み 茨城・鹿島沖 小気味いい引きと緊張感

茨城新聞
2026年2月28日

冬から春にかけて各地でシーズンを迎えるヤリイカ。穂先を引き込む強く小気味いい引きと、上がって来るまでの緊張感はこの釣りの妙味だ。初期は水深120~150メートルの深場がメインとなり、サイズもよく身も厚いので人気が高い。今回は常磐沖のヤリイカを狙おうと、鹿島港の桜井丸に乗り込んだ。

深場では複数の疑似餌「プラヅノ」を使用するが、色の配列でも釣果が異なるので、好みの配列で釣果アップを狙いたい。しかし数が増えるほど流されやすく、トラブルも多くなるので注意が必要だ。

ヤリイカ以外にウスメバルなども釣れた

タックルは重り150号、PEライン3号を巻いた電動リールを使った。仕掛けは幹糸6号、ハリス4号にプラヅノ11センチのシングルカンナと7センチほどの浮きスッテのシングルカンナを一つプラス。4~7本のイカサビキ仕掛けとした。

しかしプラヅノがあまり多いと、オマツリなどのトラブルも多くなる。せっかくヤリイカがかかっても、他のプラヅノにかかった獲物でイカが振り落とされる場合もある。あまり本数が多いイカサビキ仕掛けはお勧めできない。

投入機を使う際も、短い5本のイカサビキ仕掛けが投げやすく、トラブルの発生を抑えられるので5本仕掛けあたりがいいだろう。

持ち帰ったヤリイカはおいしくいただいた

この日は、鹿島港を出てポイントまで40~50分。水深120メートルのポイントで、船長の合図とともに仕掛けを投入。仕掛けが着底したら底から0.5~1メートルほど仕掛けを上げ、誘いを加えながらアタリを待つ。変化を付けたプラヅノの誘いパターンによってその日の釣果が左右される。いろいろ試してみた方がよい。

一定のリズムで小さく誘いを入れていると「ズシッ」とさおに重みが伝わる。アワセを入れ、クイッ、クイッとテンポよい引きを感じたらヤリイカがかかった証し。巻き上げて水面に上がってきたのは胴寸約40センチの本命だった。

その後もポツポツ釣れるものの、巻き上げが早過ぎて身切れをしたり、サメやスナメリなどに仕掛けごと切られたりとトラブルが頻発。それでも仕掛けに3匹同時にかかることもあり、30~50センチのヤリイカ20匹を釣り上げた。

上州屋新つくば店では各種ヤリイカ仕掛けを取りそろえている。自作したい人向けにイカサビキリーダーやプラヅノ、浮きスッテなども扱っている。(上州屋新つくば店・佐藤勝利)