日本画体験を企画 画材紹介や制作 茨城県五浦美術館

茨城新聞
2026年1月15日

来館者に日本画に親しんでもらおうと、茨城県北茨城市大津町の県天心記念五浦美術館は、参加無料の体験プログラム「日本画ってなぁに?」を実施している。画材や用具の紹介、筆で絵を描く制作体験など、見て触って楽しめる12企画を用意している。同プログラムは2月8日まで。

日本画で使われる岩絵の具の原料である鉱石を触ったり、掛け軸や絵巻物の扱い方を体験できたりと、鑑賞を主とする普段の企画展とは趣が異なる。同館は現在、空調設備工事のため企画展示室を閉じており、2019~20年に好評だった企画を6年ぶりで復活した。

このほか、近代日本画の巨匠、横山大観による全長40メートル超の画巻「生々流転」の複製画全体の展示やフォトスポット、スタンプラリーも繰り広げられている。

全長40メートルを超す横山大観の画巻「生々流転」の複製画=北茨城市大津町

期間中はいつでも参加できる実技コーナーは「墨汁で鳥獣人物戯画を描く」「紺地の紙に金墨汁でウメやツバキなどの植物を描く」「色鉛筆で色を付けた塗り絵で缶バッジを作る」の3種類。鳥獣人物戯画や植物はいずれもはがき大の紙に描き、墨汁と水の割合で変わる色の濃淡やにじみを使った表現を体験できる。

24日にはワークショップも予定されている。当日は午前10時と午後1時半の2回開催で、各回定員は当日先着の約20人。

同館の大津友美主任学芸主事(43)は「大人も子どもも気軽に遊んで、さまざまな角度から日本画に親しんでほしい」と話す。問い合わせは同館(電)0293(46)5311。