大河ドラマ「べらぼう」効果てきめん 栃木市立美術館の企画展が初の来場者1万人超え

下野新聞
2025年12月16日

NHK大河ドラマをきっかけに関心が高まる栃木県栃木市ゆかりの浮世絵師、喜多川歌麿の企画展「喜多川歌麿と栃木の狂歌」を開催した栃木市立美術館で12日、来場者が1万人に到達した。

栃木市立美術館が独自に開催する企画展の来場者が1万人に達するのは2022年11月の開館以来初めて。企画展は14日で閉幕した。

10月10日に始まった企画展は、歌麿の初期から晩年までの画業や歌麿が挿絵を手がけた狂歌などを展示している。1日当たりの来場者は開催当初の約100人から、現在では約200人にまで倍増したという。

1万人目は、親子で訪れた宇都宮市、浅利美香さん(60)と美貴さん(29)。杉村浩哉館長から記念品として図録を受け取った2人は「光栄に思う。大河ドラマを見て歌麿と栃木市の関係に興味を持った」と声を弾ませた。

杉村館長は「1万人達成は一つの成功の目安。市の存在をアピールできてうれしく思う」と満足そうに話した。

⇒栃木市に染谷将太さんがやって来た! 大河ドラマ「べらぼう」トークイベントに登場

地図を開く 近くのニュース