水面の上、ゆったりと軽食や会話楽しんで 群馬・館林市の城沼に新型レジャーボート導入

上毛新聞
2025年12月9日

日本遺産「里沼」の主要スポットの一つ、群馬県館林市の城沼に新型レジャーボートが導入された。乳幼児から高齢者まで、年齢を問わずグループ単位で乗れるドーナツ状の船で、軽食や会話を楽しみながら水面をゆったりと進める。

船体は直径2.5メートルの円状。日よけのパラソルと甲板中央に円卓が設置されていて、 持ち込んだ食事や飲料を並べることもできる。動力はモーターで駆動音が少ないのが特徴。利用者が思い思いに運転できる。

県のリトリート環境整備事業補助金を活用して、遊覧船運営事業などを手がける城沼観光(同市)が導入した。乗船料金は30分3000円で、定員は大人6人。年内は21日までの土、日曜限定での利用で、時間は午前10時~午後2時。

年明けは3月の週末から乗船希望者を募る。市つつじのまち観光課は「ゆっくりと水上から日本遺産を体感してもらえるコンテンツ。家族や友人と“水入らず”の時間を過ごしてみては」とPRしている。問い合わせは同課(☎0276-74-5233)へ。