たおやかな美人画 廣澤美術館で伊東深水展 茨城・筑西
茨城新聞
2025年11月29日

三大美人画家の一人と称される日本画家、伊東深水(1898~1972年)を紹介する企画展「伊東深水展-瑞々(みずみず)しい女性美を求めて」が、茨城県筑西市大塚の廣澤美術館で開かれている。和服姿のたおやかな日本女性を描いた美人画をはじめ、羽子板や雪景色のびょうぶなど45点がそろう。
東京出身の深水は、美人画の大家として知られる鏑木清方(1878~1972年)に師事。歌川派の浮世絵の流れをくみつつ、情緒ある雰囲気とはっきりした線、抑えた色彩が調和した美人画を残した。
企画展では、伏し目がちに羽根突きの羽根と羽子板を手にする「羽子」や、ほろ酔い姿を捉えた初公開の作品「微醺」といった美人画が並ぶ。同じく初公開で雪化粧の家並みなどをびょうぶに描いた「雪景」や、松竹梅の羽子板も見どころだ。
福嶋達也副館長(38)は「季節に応じた美人画を通して、指先に至るまでの高い描写力を楽しんでほしい」と話している。
会期は来年1月25日まで。月曜休館(祝日は開館、翌火曜休館)。12月31日から2日間は休館。
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