《山の日2017》本白根山、鹿岳、白水の滝、野反湖、赤城山

上毛新聞
2017年8月12日

本白根山

草津白根山系の本白根山(2171メートル)は、手軽に2000メートル級を楽しめるスポットとして人気だ。
コマクサリフトを降りて約30分間歩くと、360度の眺望が広がる展望所に着く。途中にコマクサなどの貴重な高山植物が群生している。
広々とした展望所で、高原の爽やかな風の中、老若男女が非日常の世界を楽しんでいた=写真・AR。
(10日午前11時50分ごろ、入山亘撮影)

鹿岳

通勤客が家路を急ぐ夕方の上信電鉄下仁田駅。台風一過の夕焼け空に鹿岳(かなだけ)(1015メートル)の二つのピークがそびえ立つ=写真。特徴的な山容は遠くからでも目立ち、四季を通じて人気の山だ。
ラクダの背のこぶのような形が地域の人にも愛されている。近くに住む柳八重子さんは、「車窓から鹿岳のラクダのこぶが見えてくると、ああ家に帰ってきたんだなと実感する」と話した。
(8日午後6時ごろ、石田貞之撮影)

白水の滝

石灰岩が採掘されている叶山(かのうやま)の麓にある白水(しろみず)の滝(神流町神ケ原)は、こけむした岩肌から白い糸のように水が流れ落ち、見る人の心を癒やす。
滝の水は山腹から湧出している。神流川にかかる宮地橋から車で数分の距離にある採掘用トンネル入り口脇に位置する。
白水の滝を含む「神流七滝」が町内の山々に点在し、それぞれが表情の異なる自然の造形美でハイカーを楽しませている。
(10日正午ごろ、三神和晃撮影)

野反湖

野反湖(中之条町入山)は八間山や弁天山、エビ山などなだらかな山に囲まれている。登山者は草木が茂る登山道から青く澄んだ湖面を眺めていた=写真・AR。
周辺の山はコマクサやヤナギランなど300種類以上の植物で彩られている。八間山を夫婦で登っていた児玉史子さん(高崎市)は「群生する植物を見ようと今年だけで3回訪れている。気軽に登れる山が多いのも魅力」と話していた。
(10日午前9時50分ごろ、大橋周平撮影)

赤城山

赤城山にある湿原の覚満淵(前橋市富士見町)はニッコウキスゲやモウセンゴケといった貴重な植物が生息している。水面を吹き抜ける涼風を受けながら、訪れた人が青と緑のコントラストを楽しんでいる=写真。
近くに駐車場や休憩できるビジターセンターがあり、家族連れでもアクセスしやすい。車で行ける鳥居峠からは覚満淵を一望でき、条件に恵まれれば桐生方面に雲海が見える。
(9日午前11時半ごろ、真下達也撮影)

 

 

 

 

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