押し花使い、風景や動物 神栖で30点展示 14日まで 茨城

茨城新聞
2025年9月9日

身近にある植物の花や葉を利用した押し花の作品展が14日まで、茨城県神栖市土合本町の矢田部公民館で開かれている。四季折々の花や風景、動物などを表現した約30点が並ぶ。

同市で活動する押し花同好会のメンバーが出展。巣立ちを迎えるコウノトリの作品は銀葉ヒマワリの葉で羽毛が表現され、巣にはトウモロコシのひげが使われている。このほか、春を満喫するパンダの親子や、たそがれ時の風景画なども。どの作品にも小さな押し花がふんだんに使われている。大根やゴボウなど、野菜の皮を利用した作品もある。

代表の八本啓子さん(75)は「花の一番美しい時をいつまでも残せる」と押し花の魅力を力説。「花だけでなく、雑草や野菜も使っている。作品に宿る生命力を感じてほしい」と来場を呼びかけた。

午前9時~午後5時まで。