地元の復興を文書でたどる 群馬・伊勢崎市図書館で企画展示

上毛新聞
2025年8月19日

戦後80年に合わせ、群馬県伊勢崎市は31日まで、市図書館で企画展示「行政資料が語るいせさきの戦後復興」を開いている。市に残る行政文書を通し、1945(昭和20)年の終戦後、市が復興に向けて歩んだ様子を紹介する他、紙芝居による伊勢崎空襲を語る会や映画上映会を開催する。

伊勢崎市は既に進みつつあった住宅再建を最優先させたため、国の戦災復興都市計画を断念した全国唯一の町。会場では、 市議会における議長の発言や計画中止に反対する市民からの投書をはじめ、当時の市内で復興計画の推進派と反対派が対立した事実を紹介する。