奥日光の有名観光スポット「戦場ヶ原」で進行中 散策路の木道が老朽化→改修工事

下野新聞
2025年8月10日

奥日光の戦場ケ原(栃木県日光市中宮祠)で、老朽化した散策路の木道改修工事が進んでいる。現在は青木橋南側の湿原約230m区間で作業しており、11月までに完了するという。

環境省日光国立公園管理事務所によると、前回の整備から10~20年が経過し、湿原特有の湿気や地盤の悪さ、凍上の影響で腐食や傾きといった老朽化が進行。2023年度と25年度の2カ年に分けて改修工事を行っている。

今回は、景観を楽しみながら散策できるように床板の幅を1.5mから2mに広げるほか、支柱をアルミ材に変えたり鉄のくいを打って補強したりすることで耐久性向上を図っている。

木材は全て県産スギを使用。6日は職人2人が手作業で木材の大きさをそろえたり、カーブに合わせて切断したりしながら設置した。

管理事務所で自然保護やインフラ整備を担当する福地壮太国立公園保護管理企画官(43)は「木道から降りて湿原を踏み荒らさないなど、ルールを守って楽しんでほしい」と話した。

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