群馬・渋川山車まつりの公式ガイドブックを初めて制作 山車や若連頭の情報紹介 8月9、10日に開催

上毛新聞
2025年8月4日

8月9、10の両日に群馬県渋川市中心部で開催される「渋川山車まつり」を盛り上げようと、同実行委員会(中沢郁雄委員長)は、初の公式ガイドブックを制作した。参加19町の山車や若連頭の情報を記載したほか、祭りの歴史なども紹介。携わった実行委総務部会の柄沢克則副会長は「参加者はもちろん、見物客にも楽しんで読んでもらえるガイドブックになった」と話している。

渋川山車まつりは江戸時代中期が起源とされる。隔年開催で、19台の豪華絢爛(けんらん)な山車が市内を練り歩く様子から「北関東一のあばれ山車」の異名を取り、市民に親しまれている。渋川八幡宮までの坂道で山車を引く初日の「八幡のぼり」や、2日目に行われる八坂神社の神輿(みこし)渡御、全19台の山車が「四ツ角」交差点に集結するクライマックスなどが見どころだ。

ガイドブックではイベント情報や祭りの歴史を紹介し、全19町の特徴などを山車の写真とともに掲載。各町のリーダーとなる若連頭は顔写真付きで紹介しており、「家宝にする」と喜ぶ若連頭がいるほど好評だ。広告営業も好調で、300社を超える協賛社が集まった。

ガイドブックは9500部制作し、19町の全世帯に配布。祭り期間中に開設するインフォメーションブース(9日は渋川八幡宮駐車場、10日は四ツ角まんなか公園付近)でも無料配布する(限定500部)。