1日限定で恩返しのうどん店 群馬・桐生八木節まつり 桐生第一高、元甲子園球児の小林さんが出店

上毛新聞
2025年8月1日

群馬県桐生市の「桐生八木節まつり」(8月1~3日)のにぎわいの一助になればと、元甲子園球児で都内でうどん店を経営する小林慶司さん(50)=同市出身=が2日、同市末広町の空き店舗に1日限定で出店する。うどん約300食を用意し、高校生以下には無料で振る舞う。小林さんは「私を育ててくれた桐生と桐生第一高への恩返しが目的。子どもの心に響けばうれしい」と期待する。

2日は末広町交差点の東約100メートルにある空き店舗1階に出店。正午から、ごまだれぶっかけうどんを大人500円で提供するが、売り上げは野球を地域活性化に生かす同市の「球都桐生プロジェクト」に全額寄付する予定。

子ども無料について、小林さんは「地元を出ても、地域貢献の思いを持ち続ける人間がいると知ってもらいたかった。大人になった時、祭りで食べたうどんの意味を考えてもらえたらいい」と狙いを語った。