宇都宮市で青梅の収穫最盛期 今年は豊作「梅酒やジュースにするのがおすすめ」

下野新聞
2025年6月15日

6月11日は季節の移り変わりを示す雑節の一つ「入梅」。栃木県内の農家では、梅干しや梅酒に使われる青梅の収穫作業が最盛期を迎えている。

宇都宮市古賀志町、農業北條誠一さん(73)方では、約40aの畑で「白加賀」など4品種を栽培。今年は春先の天候がよく豊作といい、枝先に青々とした梅が鈴なりに実った。

この日は雨が降り続く中、北條さんは大ぶりの実を丁寧に摘み取っていった。妻の和子さん(69)と手分けし、2時間ほどで60kgを収穫した。

北條さんは「シーズン序盤は梅酒やジュースにするのがお勧め」と話した。作業は6月末まで続き、県内の酒造会社に約500kgを出荷する予定。

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