栃木県と群馬県を結ぶ金精道路が開通 栃木側には待ちわびていた170台の車列

下野新聞
2025年4月28日

栃木県日光市湯元と群馬県片品村を結ぶ国道120号の金精道路(17.6km)の冬季閉鎖が25日正午、解除された。日光側には約170台の車が並び、関係者は待ちわびた奥日光の春の到来を祝った。

解除に先立ち日光市観光協会と奥日光湯元温泉旅館協同組合が開通式を行った。テープカットに続いて女将らがドライバーに手を振りながら記念品を配布。組合の福田泰夫理事長(72)は「大自然を満喫していただければ」と話した。

待機車列の先頭は真岡市、会社員高橋誠一さん(68)で22度目の一番乗り。「豊かな自然と風光明媚な景色が魅力。ゆっくり走りたい」と笑顔だった。

栃木県日光土木事務所によると、湯元周辺の今冬の積雪は累計約5m。昨年より約1.5m多かった。栃木県側では3月10日に除雪作業が始まり、4月5日に完了した。

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